上野名蹟図誌・大日本宝鑑・4冊/限定500部//全県でも本書の復刻に使われた原本を含めて4巻揃いは4部しか確認されていない稀覯書

商品説明
上野名蹟図誌・大日本宝鑑・4冊/限定500部//全県でも本書の復刻に使われた原本を含めて4巻揃いは4部しか確認されていない稀覯書

復刻解題「大日本名蹟図誌」上野国之部 昭和59年 限定500部 部数は少なそうです資料用にもいかがでしょうか。

「381枚の銅版図を添えた群馬歴史資料の宝庫」

●本書は明治34年名古屋光範給が群馬県の協力を得て発刊した歴史風土記の巨篇です。
●全県でも本書の復刻に使われた原本を含めて4巻揃いは4部しか確認されていない稀覯書です。
●大は45cm×35cmに及ぶ様々な大きさを全て完全に原寸復刻してあります。
●原本がないことと復雑な大きさの図版などから最も望まれた復刻本でありながらこれまで実現しなかった本です。
●明治における日本の銅版画の水準を知る上でも貴重な美術書とまで評価されている本です。

史家と愛書家に最も待望された復刻の実現
郷土史家 萩原進

絵図と歴史による郷土の宝鑑
「大日本名蹟図誌」(上野国之部)を推す

県下の仕事の調査をしていると、各地でその神社寺院を精細な銅版画で描かれた境内の絵に接する。多くは一枚物であるが、なかには他の社寺をも収録した一冊ものも見るが、もちろん全県下をまとめて目にすることはなかった。県内の図書館 でもこの「大日本名鎮図誌」上野国全四巻を収蔵しているのは、県立と桐生市のみである為、その希少価値と内容の重要さ を評価する声は高く、久しく史家や愛書家の間ではその復刻を待望されていたものである。戦後になって一冊だけ絵図を同況格に縮小して東京の出版社で出したことがあるが、あとの三冊は遂に陽の目を見なかった。

この図は、明治三十五年初頭に名古屋の光彰館という出版社がばう大な調査費を投入し、画家斎田龍賀を県下の有名 仕めに派遣して制作したものである。境内の建造物をはじめ燈籠一基、樹木の一本まで細大洩らさず写生され、一点ごとに名称を付すという入念さてしかも社寺の周囲の風景まで描いており、ほぼ明治以前の社寺の現状をそのまま視ることができる。本書のいま一つの価値は、都市ごとに沿革、地誌、史跡、名勝、文化財、産業経済、人情風俗、あるいは代表的伝記ま で網羅している点である。当時これだけ良心的な群馬県誌はまだ書かれていないだけに、その地区の研究資料としても高く評価される。よく当時これだけ広範囲に渡って調べ研究したかを驚く。新北涯という人物が執筆しているが、群馬県郷土資 としても正に一級品であると言っても過言ではない。

しかし、その復刻は原本が揃わないことと、大小合せると三八一枚の絵図を収めた特殊本のため、能とされていたが、 今回あかさ出版がこの難題に取り組み、全四巻の完全復刻に踏み切った。その熱意に郷土史に関係してきた一人として、感謝すると同時にその成功を祈りたい。これまで何社かの出版社が挑戦して果たせなかったことを考えると、この復刻がいかに口で重要な道味を持つかを察することができる。二一世紀を今少しで迎えようとする時にふさわしい壮挙であり、史家 や書家は勿論、社寺各位そして県民の方々と共に、幻の名著とされた名蹟図誌全四巻の復刻を郷土の宝として、百年の子孫に渡すためかい理解をお願いしたい。

お好きな方、お探しの方いかがでしょうか。ゆうパックでの発送となります。

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