初期の『ル・クルーゼ 』 です。エナメル加工する前のモデルのようです。最初期は鋳物むき出しで防錆加工が施されていないようですが、こちらは30年代の後半に入り錆ないよう防錆加工されたモデルになっています。初期クルーゼはロゴも上蓋上部とサイドに『L C』とだけあります。当時、鋳造業が多かった隣国ドイツにてロゴを消したコピー商品が多く出回ったようです。本品はサイズも大きく。これからの季節、鳥を丸々調理するのに便利だと思います。キッチンや、キャンプなどのアウトドアでも活躍してくれそうな男前な鍋です。それほど使用されておらず、オイルペーパーで大切に保管されていたため90年近く経ちますが、キズ、サビ以外にはワレなどない大変良好なヴィンテージコンディションです。【メーカー】：ル・クルーゼ　【製造国】：フランス　【製造年】：1925～1934年頃　【サイズ】： 高さ12cm(フタなし）、横幅47cm（ハンドル込み）本体38cm 、奥行き27cm【ル・クルーゼ 】1925年、フランス北部フレノワ・ル・グランにて、2人のベルギー人、鋳造スペシャリストのアルマン・ドゥゲザール、エナメルスペシャリストのオクタヴ・オーベックにより設立。同年、最初のココット（フレンチオーブン）が製造された。9年後、会社のオーナーがたまたまオレンジ色のスカンジナビアの調理器具を目にし、特製のボルカニックオレンジが発売された。このオレンジにこだわった理由は、るつぼ（フランス語でクルーゼ）内の溶融鋳鉄の濃いオレンジ色を再現したと言われている。